スマホで完結!2つの無料ツールでおしゃれな同人誌の表紙を作る方法〜準備編〜

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同人誌の顔とも言える表紙。知人やプロにお金を払って作るのもいいけれど、できることならコストは安く抑えて、かついい感じに仕上げたい…。

そんな方に、無料で使えるツールで理想通りの表紙を作る方法をご紹介します!

※この記事は思ったより長くなってしまったので『準備編』と『実践編』に分かれています。
とにかく作り方だけ知りたい!という方は以下のリンクからどうぞ。

使用するツール

まず、使用ツールは以下の二つになります。

どちらも有名なツールなのでご存知の方も多いかもしれません。
以下でツールの紹介と今回の作り方における使用方法を説明していきます。

かんたん表紙メーカー

同人誌を作ろうと思った方は一度は使用した事があるのではないでしょうか。
タイトルと画像を指定するだけでかんたんに表紙が完成してしまうミラクルツールです。

既存の画像も用意されていますが、自分で用意したものを使用する事ができますし、フォントの種類や画像の配置、文字に枠線をつけたりできるなどの細かい指定もできます。

ただし、同人誌メーカーでつくった表紙は解像度が低く、印刷するとぼやけてしまいます
今回はあくまで完成イメージを掴むために使用していきます。

※解像度については後述します!

MediBang Paint

ペイントツールとして絵描きの方にも根強い人気のあるソフトです。
実は筆者(絵描き)も5年ほどお世話になっていました。
※卒業してしまった理由はこの項の一番下で説明しますね

今ここを読んでいる方の中にも表紙はWordで作ってる!って方がいらっしゃると思います。
そんな方にもメディバンペイントをオススメする理由があります。

  • PC・タブレット・スマホに対応しており、クラウドでデータを共有できる
  • 原稿サイズのフォーマットが用意されている
  • 有料フォントも無料で使える
  • CMYKカラーモードへの変換が可能(PCのみ)
  • ここまでの機能がすべて無料で使える

メディバンに会員登録(無料)をするとクラウド機能を使うことができ、PC・タブレット・スマホのどの端末からでもクラウド保存したデータを開くことができます
PCが開けなくても、スキマ時間に作業ができるのは時間に迫られる原稿作業には有難い話です…。

また、メディバンには本のサイズの指定をするだけで自動でフォーマットを作成してくれる機能があり、フォーマットの指定のない印刷所で入稿したい時は非常に役立ちます。

メディバンでは本来有料のフォントも会員登録をすると無料で使用することができます。
『キルラキル』で使われてるフォント『ラグランパンチ』や、エヴァンゲリオンのあのフォント『マティス※』も使えちゃいます!
※実際エヴァで使われているのは『マティスEB』、メディバンに入っているのは『マティスPro』と別のフォントですが、太字指定するとエヴァっぽいフォントになります汗

カラーモードの詳しい説明については後述しますが、CMYKモードにしか対応していない印刷所にもデータ変換して入稿することができます。

メディバンには有料でしか使えない機能もありますが、表紙を作るだけであったら無料の機能だけで十分すぎるほど使えます。

ここまで利点を述べてきましたが、欠点も少なからずあります。

  • ペイントツールに慣れてない人にはとっつきにくい
  • Macの最新OSに対応していない

ペイントツールに触ったことのない人には、メディバンは無料ながらも多機能なので混乱することが多いかもしれません。
次回実際の操作を説明するの記事ではなるべくそういった方にも作りやすいようにしていきますね。

そして、残念ながらMacを使っている方には2022年4月現在最新OSには対応していません
実は筆者がメディバンを卒業してしまった最大の理由が、Macでログインができなくなってしまい、PCでの作業が不可能になったことにあります。
現在完全にClip Studioに移行してしまいましたが、一部有料フォントを使用したい時にiPadのメディバンからわざわざデータを開いてたりするので、再びPCで作業できる日を心待ちにしています…

作業前に覚えておきたい2つのこと

表紙をつくり始める前に、『解像度』『カラーモード』について簡単に説明していきます。
印刷物をつくる際に必要な知識だけ説明しますので、もっと詳しく知りたい方はGoogle先生に聞いてみてください汗
(もう知ってるよ!という方は飛ばしちゃって問題ありません)

解像度(dpi)とは

ざっくりかんたんに説明すると、どれだけ綺麗に印刷できるかの指標みたいなものです。

正確には、1インチ(2.54cm)の中にどれだけのドット(ピクセル)が入っているかの数値になります。
10dpiなら10×10個のドットが、72dpiなら72×72個のドットが入ることになり、当然ながら数値が大きい方が綺麗に出力されますが、その分容量も大きくなります。

同人誌をつくる際は、カラー(表紙など)は350dpi、モノクロ(本文など)は600dpiあれば十分綺麗に出力されます。

カラーモードとは

これもざっくり説明すると、色の表現方法の指定のことです。

PCやスマホで見ている色の表現方法と印刷物などの色の表現方法は異なります。
PCやスマホなどのモニター類はR(赤)G(緑)B(青)の光の三原色からなるRGBカラーで表現しており、印刷物はC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(ブラック)と色の三原色に黒を加えたCMYKカラーで表現されています。

このカラーの違いで何が起こるのかというと、表現できる色の範囲が異なるため、モニターで見た時と印刷にしてみた時に色が置き換わってしまう事態が発生します。

これは私がBOOTHで配布している素材ですが、1枚目と2枚目で色味が違うのがお分かりでしょうか。
1枚目がRGBカラーでの表現、2枚目がCMYKカラーでの表現です。
RGBの方が鮮やかですが、CMYKの方は少しくすんだ色合いになっています。

昨今はRGBカラーでも遜色なく印刷が可能な印刷所も増えてきてはいますが、大体の印刷所はRGBカラーで入稿すると強制的にCMYKカラーに変換されてしまいます。
仕上がった本を見たらイメージしてた色合いと違う…といった悲しい出来事にならないためにも、事前にCMYKカラーに変換しておくことをオススメします。

まとめ

ここまで、作業に取り掛かる前の前情報をご紹介してきました。

次の『実践編』ではいよいよ作業にとりかかっていきます!

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