コピー本同人誌はコンビニコピーだけじゃない!印刷場所比較まとめ

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コピー本の同人誌といえば、コンビニでひたすら印刷されるのを待ち、印刷物を持ち帰ってこれまたひたすら折り&ホチキス留め作業……というイメージを持たれる方も多いのでしょうか。

今の時代、コピー本はホチキス留めまで完了した状態で印刷ができたり、印刷所で依頼することもできちゃいます!

この記事では、コピー本を作り方をそれぞれの印刷会社と印刷方法についてご紹介します。

コピー本が作れる印刷会社・施設

コピー本を作る方法は筆者調べで大きく3つに分けられます。

各印刷会社・施設によって作り方も大きく異なってきますので、一つずつ紹介していきます。

また、以下の規格のコピー本を作ろうとした際の金額の比較も載せています。

  • A5サイズ
  • 表紙を含め全16ページ
  • 表紙・裏表紙のみフルカラー 本文はモノクロ
  • 20部発行

コンビニコピー

【金額(セブンイレブンで印刷の場合)】
1部あたり 表紙:片面カラー印刷 50円×1枚
      本文:両面白黒印刷 20円×3枚
合計 110円×20部=2,200円

昔ながらの一番ポピュラーな方法です。

記事見出しにも記載しましたが、ひたすら印刷、ひたすら折り、ひたすらホチキス留め…という作業を繰り返していきます。
先にデメリットを挙げると以下の通りです。

  • 印刷中、コピー機の占領をしてしまう
  • 折り・ホチキス留めが手作業なので、出来栄えに差が出る
  • 部数によってはかなり時間がかかる

公共のコピー機を使用するので、長時間占有して後ろに並ばれてしまうと気まずい思いをしてしまいます(体験談)。また、原稿を置き忘れてしまうというリスクも発生しやすいです。

紙を折る・ホチキス留めも自分で行うので、小口(※本を開く部分で背表紙の対にあたる部分)もガタガタになってしまいがちです。気になる人は化粧断ち(※小口をカッター等で切り落として綺麗に揃えること)をする人もいますが、部数が多いと作業量も膨大になりかなり時間もかかります。

しかし、そんなコンビニコピーもメリットはあります。

  • 締め切りが存在しない(イベントに間に合えばOK)
  • 時間を選ばず印刷ができる
  • 18禁修正基準はイベント準拠に合わせられる

締め切りが存在せず、時間を選ばず入稿できるのはコピー本の最大のメリットでしょう。
イベント一週間前に描こう!と思い立った時、印刷所に依頼しようとしても受け付けられなかったり、割増料金になってしまうのを回避することができます。
また、締め切りに間に合わなかった本でもコピー本なら出せるという場合もあります。

印刷所によっては18禁修正基準が厳しかったりする場合もありますが、コンビニコピーの場合は印刷所を通さないため、イベントの基準に合わせた修正で発行することができます。
ただし、デメリットの項にも挙げた通り、原稿の置き忘れには注意しましょう。

キンコーズでのセルフコピー

キンコーズでのセルフコピーサービスを利用すると、原稿を流すだけでその場でホチキス留めまで完了した本を作ることができます!
にも関わらず価格もコンビニコピーとほぼ同等というから驚きです。

金額は以下の通りです。

【金額(一般価格)】
原稿データ印刷 表紙:片面カラー印刷 46円×2枚
        本文:片面白黒印刷 10円×12枚
1部あたり 表紙:片面カラー印刷 46円×1枚
      本文:両面白黒印刷 20円×3枚
合計 212円+106円×20部=2,332円

他にも以下のような利点があります。

  • その場で印刷〜ホチキス留めまで完成する
  • 表紙の用紙を差し替えることが可能
  • 原稿データをお店の人に見せなくていい
  • 最長で朝8時〜夜22時まで営業しており、イベント前日まで作業が可能(※2022年5月時点の情報)

後述する印刷所での入稿では対応してない利点として表紙の用紙を変更できるのは、コピー本でもちょっとこだわったものを作りたい人にとっては大きなメリットです。
用紙は持ち込みも可能となっていますが、レーザープリンタ対応用の用紙を選ぶ必要があるのと、厚さも制限があるため、キンコーズで取り扱っている用紙を使用するのがベターです。

また、印刷を行うのは自分なので、原稿の中身をお店の人に見られることもありません

店舗によっては朝8時〜夜22時まで営業しています。イベント会場に近い都市部の店舗は営業時間が長い傾向にあるようです。

次はデメリットを挙げていきます。

  • デジタルデータの場合、印刷した原稿をコピーする形となるため印刷品質が落ちる
  • コピー機の操作が複雑
  • 店舗が近くにないと使い勝手が悪い

公式サイトの動画を見ると、すでに印刷済みの原稿を取り込んで印刷にかけているのがわかります。
つまり印刷物のコピーとなるため、必然的に印刷品質は落ちます。
コンビニコピーのように保存媒体から直接印刷をかけて小冊子印刷をすることができないので、コピー本といえど印刷品質を落としたくない人は注意してください。

また、コピー機の操作が非常にわかりにくいです。筆者は事前に動画で予習をしていってもまったくうまくいかなかったので、操作はほとんど店員さんのおまかせになってしまいました…。

キンコーズの店舗は都市部に集中しているので、近所に店舗がある人か、地方から前泊する人で滞在先の近くに店舗がある人でないと使い勝手は良くないかもしれません。
筆者はキンコーズ店舗がない郊外に住んでいるため、交通費の分コンビニコピーより割高となってしまいました。

同人誌印刷ペンタローで印刷依頼

最近はコピー本も依頼できる印刷所も出てきています。
その中の一つである同人誌印刷ペンタローさんを取り上げてみました。

ペンタローさんについては以下の記事で紹介していますので、この記事ではメリット・デメリットを挙げていきます。

  • 送料無料で、コンビニコピーと同等かそれ以下の金額で印刷できる
  • ホチキス留めまでした状態で送られてくる
  • 印刷も綺麗

印刷所に依頼してかつコンビニと同程度に収まることがあるのか!?と筆者も初めは驚きを隠せなかったのですが、公式HPから金額を抜き出してみました。

【金額(7営業日発送プラン)】
2,343円(1部あたり117.15円)
※新規会員登録で付与される1,000ポイントを使用すると1,343円(1部あたり67.15円)

A5・16P・20部の場合、コンビニコピーと100円ちょっとしか変わりませんでした。
なお、新規会員登録するともれなく1,000ポイントもらえます。このポイントは1ポイント=1円で使用できるので、使用すると1部あたり70円を下回る金額で印刷できてしまいます
これがもっとページ数が増えたり、部数を増やしたりするとさらに安くあがります。

キンコーズと同様、ホチキス留めまで完成された状態で送られてきます。内職の時間もお金も節約できます。

なお、コピー本の印刷品質はコンビニコピーと同等くらいです。キンコーズのように劣化しないところも嬉しいポイントです。

  • 締め切りが早い(最遅でイベント2営業日前)
  • 18禁修正基準が厳しい
  • 用紙の差し替えができない

印刷所依頼での一番のデメリットは、やはり締め切りが早いということでしょうか。
コピー本の特色のひとつであるイベントギリギリになっての入稿ができないというのは大きな痛手になると思います。

また、印刷所で人の目に触れるため、18禁修正のチェックが入ります。ペンタローでの18禁修正基準は厳しめなので、大人向けの本を作る場合は注意しましょう。
この修正基準についてもペンタローの紹介記事で詳しく解説しています。

ペンタローでコピー本を作る際は用紙の変更は行っていないということですので、こだわり派よりもとにかく安価で作りたい!という人向けになっています。

まとめ

コピー本の作り方にも色々あるのがお分かり頂けましたでしょうか。

どこも一長一短あり、目的に沿って印刷場所を選ぶ必要があります。

皆さんのより良い同人誌作りのお手伝いになれれば幸いです!

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