pictSPACE-ONEでの店舗作成が便利!来訪者にやさしいスペースの作り方

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少し前にpictSQUARE(ピクスク)で色々問題はありましたが、なんだかんだpictSQUAREで開催されるWebオンリーに時々参加しています。
以前の記事で「pictSPACE(ピクスペ)の使い勝手は微妙…」との烙印を押しておりましたが、
先日久々に覗いたところ、pictSQUAREの簡易機能のサービスであるpictSPACE-ONE(ピクスペワン)がリリースされており、これは今まで見た中で一番来訪者にやさしいスペースをつくれるのでは?と感じました。
この記事では、筆者がどのようにピクスペで店舗作成を行ったか、実体験をご紹介します。

※この記事は2025年1月時点の情報です。

pictSPACE-ONE(ピクスペワン)とは?

pictSPACE-ONE(ピクスペワン)とは、一言で言うと簡易版のpictSPACE(ピクスペ)です。

pictSPACE(ピクスペ)は、同人誌などの頒布を行う店舗作成が行える自家通販サービスです。
類似のサービスとして『BOOTH(ブース)』が有名ですね。
ピクスペはpictSQUARE(ピクスク)と連携することで、ピクスクの会場内から直接注文を受けることもできます。

pictSPACEとpictSPACE-ONEの違いって?

pictSPACE-ONEは、pictSQUARE経由で店舗を作成するため会員登録が不要で、pictSQUAREのみで販売や展示を行いたい方に向いています

以下のような方にオススメ!
  • pictSQUAREのみで頒布する人
  • サークル参加を初めて行う人
  • お試しでpictSPACEを利用したい人

pictSPACEは会員登録を行うことで固定の店舗URLを設けることが可能なため、以下のよう方に向いています。

以下のような方にオススメ!
  • pictSQUARE以外でも頒布したい人
  • サークル参加を何度も行う予定のある人

その他の細かい違いは公式FAQにも詳細が載っています。

pictSQUAREではどう見えるの?(レイアウト例展示)

筆者がpictSQUAREのWebオンリーに参加した際のレイアウトの一例をご紹介します。

何が置いてあるのか一目瞭然でレイアウトもそこそこいい感じになっていると思います。

pictSPACE-ONEのメリット

ワンタップで作品一覧が閲覧できるので、来訪者の手間が減り作品が見やすくなる

これ、結構大事なことだと思います。
LitLinkなどのプロフィールサービスを使用すると、水晶をタップして「外部リンクに飛びますか?」のページを挟んだあとようやく作品一覧ページに飛ぶのが案外手間だったりします。
(特にLitLinkはページが重いというのもあるので尚更……)
展示作品など、pictSQUARE内ですべて完結させることで来訪者が作品にたどり着く前に離脱する確率を減らせるのは大きな強みだと思います。

会員登録不要で、外部プロフィールサービスを準備する必要なし

昨今、X(旧Twitter)を離れるか否かでさまざまなSNSに移動する方を見かけることが多くなりました。
自分の作品の展示場所をまとめるプロフィールサービスやリンク集を使用している方も多いと思います。筆者もLitLinkを使用しています。
…そう、そこで使用してしまっているので、pictSQUAREの作品一覧用にLitLinkを使用したいとなるともう一つアカウントを作成しなくてはなりません。
pictSPACE-ONEはpictSQUAREのイベントごとに作品一覧ページを作成することができるため、会員登録の必要がありません
ただし、設定したpictSQUAREのイベントが終了すると消えてしまうため、別のpictSQUAREイベントで流用したい場合はpictSPACEの会員登録が必要です。

アクセス解析が使用できる

どのくらいの人がpictSQUAREのスペースに訪れたのかと、pictSPACEからの注文数を確認できるアクセス解析が標準で搭載されています。

イベントは複数日に渡る場合もあるので、どのくらいの人が訪れたのか知りたい方はオススメです。

pictSPACE-ONEのデメリット

イベントが終了したらアクセス不可になる

pictSPACE-ONEは一つのpictSQUAREイベントに一つの店舗が紐づいているため、イベントが終了するとアクセス自体不可能になります。
また、複製もできないので、別のpictSQUAREイベントへ使い回しも不可能です。
これらを解消するためには、あらかじめpictSPACEの会員登録をし、pictSPACE上で店舗作成をする必要があります。

pictSPACE-ONEの編集画面へのアクセスが非常に手間

前述の通り、一つのイベントに一つのpictSPACE-ONEが紐づいているため、編集画面にアクセスするのに
pictSQUAREへログイン→該当のイベント編集画面→展示タブ→ストア管理画面
かなり多くのステップを踏む必要があり、非常にわかりづらいです。
またページ遷移時に広告も挟まることもあり(※2025年1月現在)、人によってはかなり煩わしいかもしれません。

カスタマイズ自由度は低め

レイアウトは固定なので、LitLinkなどのように背景色や配置順を変えたいなどのカスタマイズはできません。
唯一ヘッダー画像は自由に設定できるので、そこで個性を出すことは可能です。
逆にレイアウトにこだわりはなく、閲覧のしやすさ重視の人にはちょうどいいかもしれません。

pictSPACE-ONEでの作品一覧画面作成方法

pictSQUAREからのpictSPACE-ONEの設定方法から展示物の作成方法までご説明します。

pictSPACE-ONEの設定方法

【Myイベント】から対象のイベントの『参加申込詳細』をクリックします。

『展示』タブを選択し、『出展区分を変更する』をクリックします。

『ストア機能(pictSPACE-ONE)』を選択し、編集を保存します。

以降、pictSPACE-ONEの編集は『展示』タブの『ストア管理画面へ pictSPACE-ONE』から行えます。
初回のみ利用規約の確認があります。

作品一覧ページの作成

編集は基本的にpictSPACE-ONE内の『頒布設定』から行います(一部pictSQUAREで設定する項目があります)。
『店舗状態』を公開中にしていても、後述する店舗URLを公開しなければイベント開催期間は自分以外は閲覧できません
イベント開催期間中に非公開にする必要がある時以外は『公開中』で問題ないでしょう。

ここからは前の項目でサンプルとして出したレイアウトを使用し、項目ごとに編集箇所をご説明します。

①店舗名・店舗説明
『店舗設定』タブから編集できます。
URL設定はpictSQUARE以外からアクセスさせたい場合は設定します。
pictSQUAREのみで公開させる場合は設定の必要はありません。

②ヘッダー
『デザイン』タブから設定可能です。
ヘッダー画像のサイズは横幅1000px以上が推奨されています。縦幅の指定はありませんが、正方形までに収めるのが無難でしょう。

③頒布物一覧
『頒布物』タブから設定できます。
新規に作品を追加する場合は『頒布物新規追加』をクリックします。

頒布方法は以下の4種類から選択できます。

配送商品:pictSPACEで物販を行う場合に設定します。無料設定も可能(※配送料は別設定)
ダウンロード商品:画像データなどをデータで頒布する場合に設定します。無料設定も可能
展示商品:pictSQUAREもしくはpictSPACE上で作品を無料展示する場合に設定します
リンク:pictSQUAREもしくはpictSPACE以外のサイトに作品を展示・頒布する場合に設定します

こちらの項目については後述の『オススメの作品一覧設定』も併せてご覧ください。

④プロフィール
この項目に関してはpictSQUAREでの設定が反映されます。
pictSQUAREの『プロフィール』から設定可能です。

オススメの作品一覧設定

ここからは、筆者が「こうした方が来訪者の方も見やすいのではないか」と考える作品一覧設定をご紹介します。
あくまでも一例ですので、各々の利用方法に合わせてカスタマイズしてください。

pictSQUAREのイベントに複数回サークル参加の予定がある場合は『pictSPACE』の会員登録を推奨

最初の方でもご紹介しましたが、pictSPACE-ONEは設定したイベントが終了するまでの期間しか使用できないので、別のイベントで使用する場合は再度設定し直す必要があります。
店舗一覧設定を保持しておきたい場合はpictSPACEの会員登録をすると店舗設定を保持できるほか、無制限に店舗を作成することができます。

展示作品は外部リンクを用意しておくとベター

頒布方法を『展示商品』にpictSQUARE上から展示作品を閲覧することが可能ですが、
pictSQUARE自体が非常に重くPCやスマホに負荷がかかるのと、
画像しか設定できないため、小説などの文字作品の展示には不向きです。

これらのことから外部のサービス(pixivやぷらいべったーなど)に展示作品を置くことを推奨します。
リンクを繋げるやり方として以下の二つの方法が挙げられます。

頒布方法を『リンク』にして、外部サービスに展示する

小説展示などにも使える方法です。
pixivやぷらいべったーなどに作品を展示し、リンクをpictSPACE-ONEから繋げます。

頒布方法『展示』で、HTMLタグを組み込んでリンクを貼る

イラストや漫画などの画像作品メインの方で、HTMLタグの知識のある人向けです。
頒布物の説明文にHTMLタグを組み込むことができるので、
pictSQUARE上に作品を置きつつ、別ウィンドウで見たい方には別ウィンドウからの閲覧も可能にする方法です。

外部リンク先の展示のパスワードを掲示

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、今まで使用したスクリーンショットでは、pictSPACE-ONEで作成した作品一覧の至るところに外部リンクに展示した作品のパスワードを掲示しています。
お品書きに記載する方も多いですが、多くのサークルがそれぞれ異なるパスワードを設けている場合が多いため、
たくさん巡っていると「さっき確認したばかりだけど、このサークルのパスワードなんだっけ…」なんてことが多々あります(筆者だけかもしれませんが…)。

pictSPACE-ONEで作成した作品一覧はGoogleなどの検索避けもされており、URLを公開しない限りpictSQUAREの外部から閲覧する方法はないので、安心して作品一覧内にパスワードを掲示することができます。

オススメのパスワード掲示場所一覧
  • 頒布物の説明文の中
  • 店舗の注意事項欄
  • 頒布物の表紙画像に記載
  • ヘッダー画像に記載

まとめ

「これから作品一覧ページを作成したい」「今まで使用していた作品一覧より使いやすいものはないかな?」という方の参考になれば幸いです。
良き同人ライフを!

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