昨今の情勢から、徐々に増えつつあるオンライン即売会。
その中の一つである『pictSQUARE』で、筆者は先日サークル参加をしてきました。
pictSQUARE(以下、ピクスク)でサークル参加はおろか、ピクスクを利用すること自体初めてで右も左もわからない状態なうえ、ジャンルに入って日の浅い矮小サークルである筆者。もっとこうすれば見やすかったなとか、こうすればブースに立ち寄ってくれたんじゃないかと思うことが多々あったので、ここではサークル参加者向けに立ち寄りやすいブースの作り方をご紹介していこうと思います!
※あくまで筆者の主観によるものなので、万人に当てはまるものではないことをご了承ください
何を取り扱っているのか、ブースを見ただけで一目でわかるようにする!
まず、下の二つのブースを見て下さい。
左が店舗形式のブースで、右がサークルカットを背景に使用したブースです。どちらもよく見かけますね。
もし、どちらも同じキャラ(カップリング)を取り扱ってるあなたの知らないサークルだったとして、どちらに足を運んでみようと思いますか?
サークルカットが背景のブースは何が置いてあるのか一目瞭然ですが、店舗形式のブースは唯一の見た目上の情報であるサークルカットが非常に小さくなってしまっています。かろうじて取り扱いキャラ(カップリング)はわかりそうですが、何を頒布(展示)しているのかわかりにくくなってしまいます。
「オンラインイベは時間に余裕があるし、サークルは全部周るよ!」という強者もいるとは思いますが、どうしても時間が取れずすべてのサークルを周れない人は、もしかしたら左のブースは素通りしてしまうかもしれません。
「何のジャンル(カップリング)」「何を頒布(展示)しているのか」はひと目見てわかった方が効果的です。特に規模の小さいサークルさんはサークルカットを背景にしてどんどんアピールしていった方が良いです。せっかく作った作品なのだから、少しでも多くの人に届けたいですよね。
どうしてもカワイイ店舗にしたい!という方は、『ピクスク向け店舗メーカー』を使用すると、店舗をオシャレに装飾したうえで何を取り扱っているかを文字入れすることができます。
サークルカットの文字はすべては読み取れませんが、キャラクターはしっかり判別できますし、店舗に書かれた文字で何を取り扱っているのかがわかりますね。
作品をまとめるポータルページがあった方が見やすい!
pictSPACEの見やすさは正直微妙だったが…?
※この項目は2025年1月に最新の情報に修正しています
この記事を書いた2022年8月当初はpictSPACEの使用感はイマイチでしたが、
pictSQUAREの簡易機能のサービスであるpictSPACE-ONE(ピクスペワン)がリリースされたことにより、レイアウトが一新され、以前よりも編集もしやすくなりました。
ピクスペで展示するメリットは、何より作品に辿り着くまでのクリック(タップ)数が少なくて済むことでしょう。
ブース内の赤い本を開くと『ピクスペの頒布物一覧』→『作品ページ』と、2タップで辿り着けます。
後述する外部サイトでポータルページを作成して作品ページに飛ばす方法だと、『外部サイトへのリンクであることの警告メッセージ』→『ポータルページ』→『作品ページ』と、手順が一手間増えてしまいます。
デメリットは、そもそもピクスク自体かなり重いため、PCやスマホへの負荷が高いことでしょう。
また、ピクスペでリンクを貼るにはちょっとしたHTMLの知識も必要です。
頒布物がある場合、ピクスペ内で頒布物の決済の完了までできるのは大きな利点ですが、メジャー感で言ったらBOOTHに劣ってしまいますし、大手ジャンルになるととらのあななどの委託サイトで他の方の頒布物とまとめて購入した方がお得だったりするので、ちょっと手に取りにくい印象です。
実際のイベントでも、外部リンクを使用している方が体感8割くらいでした。
とは言ったものの、閲覧者のストレスを減らすことで作品を見てもらう確率を上げるという点に関してはピクスペが一番なのでないかと筆者は考えています。
以下の記事でもまとめましたのでよろしければご覧ください。
外部サイトでポータルページを作ってみた
この記事を書くにあたり、簡単にポータルページを作成してみました。頒布物と展示物がある想定です。
今回はLit.Linkで作成してみました。
背景からボタンまで画像を作成して配置できたので、ポップながらも落ち着いた色合いにまとめてみました。これがすべて無料でできるからスゴイ。
リンクをまとめるツールはいくつかありますが、個人的にはLit.Linkがサークルの特色を出す事ができて印象に残りやすいと感じました。
実際のイベントでも、ブース上は敷き布やらディスプレイやらと個性が出やすい場所なので、凝ったレイアウトをしたブースを見かけるとワクワクしちゃいますよね。Lit.Linkで作られたページにはそれに似た感覚が味わえました。筆者が個人サイト全盛期を生きてきた人間で、個性を出せるWebページに惹かれるというのもあるかもしれませんが…
ただ、画像を編集するスキルがないとLit.Linkの良さを引き出せないのと、どうしても時間に余裕がないと作れないというのが難点です。そういった方はプロフカードやHTML名刺などを使うとシンプルながらもお手軽に作成することができます。
ちなみにこのお試しで作ったポータルページの背景ですが、筆者のBOOTHとPixivで配布してますので、ご興味があれば覗いてみて下さい……
「頒布のみ」「展示のみ」ならポータルページを使わないという手も
「展示(頒布)しかないからいちいちポータルページ作るのもなぁ…」といった場合、直接ポイピクやBOOTHにつなげてしまうのも手です。
ポイピクやBOOTHのトップページに飛ばして複数ある展示物や頒布物を選んでもらうもよし、そもそも1つしか展示(頒布)してないぜ!といった場合は展示(頒布)ページに直接飛ばしてもらえると見る方も楽ですし、潔いですね。
ポータルページがつくれるサイト
長くなってしまったので、別記事にまとめました。
この記事で紹介してないサイトにも触れてますので読んでみて下さい!
閲覧用パスコードは短めにして…
これ、地味〜にストレスでした…。
私が参加した時は、ポイピクなどで展示している作品に閲覧用パスコードを設け、パスコードはお品書きやポータルページに記載……といった展示が非常に多かったです。
ただパスコードが長すぎたり文字の羅列だったりすると、一回見ただけでは覚えきれなかったり(筆者の記憶力の問題っていうのは一旦スルーしてほしい…)、スマホからの閲覧だと文字の羅列は打ちにくく、タイプミスして弾かれてしまって結局閲覧を諦めてしまうといった事が多々ありました。
イベント開催日の数字4桁にするというものが一番多かったですが、推測されやすく、イベントの外からでもアクセスできてしまう可能性があるというリスクもあります。
数字も文字列も4桁程度に納めた合計8文字程度にした方が、覚えやすいうえ外部からのアクセスも激減するのではと思います。
まとめ
サークル参加者としての視点と、イベントを周る参加者としての視点から「矮小サークルでもこうした方がより立ち寄ってくれる機会が増えるのでは」といったポイントを挙げてみました。
同じような境遇の方の参考になれば何よりです。
コメント