古の同人サイト時代、メインコンテンツである作品以外にも交流ツールなどを置いていた人も少なくはないはず。
ここでは、令和の時代に同人サイトを復活させたい人の為に、コンテンツを充実させられるツールについてまとめてみました。
アクセス解析ツール
Google Analytics
無料でも高機能なアクセス解析が、Googleアカウントがあれば誰でも作成ができます。
広告も入らないので、訪問者にアクセス解析を意識させることもなくなります。
機能が多すぎて同人サイトで使用するには機能過多な気がしますが、欲しいデータだけを「カスタマイズ」で閲覧することも可能です。
HTMLページにはコードの埋め込みが必要になりますが、WordPress内にはGoogle AnalyticsのIDを埋め込む項目が設けられており、簡単に設置が可能です。また、以下の記事で紹介している通りBOOTHのアクセス解析もできちゃいます。
一つのアカウントで100個までのアクセス解析を作成できますので、追加でアカウントを作成する必要もありません。
- Googleアカウントがあれば誰でも無料で作成可能
- 多機能なうえに広告も入らず、最大100個のアクセス解析が作成できる
- 同人サイトで使用するには機能が多すぎるかも
- どこに目的のデータがあるのか少々わかりにくい
アクセス解析研究所
こちらも無料で高機能なアクセス解析が広告表示なし(30日間使用されない場合は表示)で使用できます。
国産のツールのため、メニューも日本語表記でとても見やすくて欲しいデータが簡単に見つかるようになっています。
ただし、動作にはすべてのページに解析コードを貼り付ける必要があります。
WordPressの場合はむやみにコードをいじると最悪動作しなくなる可能性があるため、headタグを編集できるプラグイン等を導入して貼り付けるなどの工程が必要になります。
- 日本語表記でメニュー項目も見やすくわかりやすい
- 広告なし(30日間使用されなければ表示)で使用できる
- すべてのページに解析タグを入れる必要があり、WordPressの場合は下手に修正すると動作しなくなることも(headタグ編集プラグインの導入で回避可能)
交流ツール
web拍手
古の同人サイト時代にもお世話になっていた方は多かったのではないでしょうか。
今でもマシュマロの代用としてweb拍手を使っているTwitterユーザの方も見受けられます。
「ボタンをクリックするだけで作者に応援の気持ちが伝わる」というシステムは当時としてはかなり画期的で、後発の類似サービスにも多大な影響を与えています。
設置したい場所にコードを貼り付けるだけのお手軽さも人気の一因でした。
匿名でメッセージも送ることができ、なかなか管理人さんとのコミュニケーションを取りに行く勇気がなかった閲覧者に希望を与えてくれました。
拍手送信後の画面に画像を設置することも可能で、ここでしか見られない拍手お礼のイラストやSSを置く方もいらっしゃいます。
- コミュニケーション方法、設置の仕方…すべてにおいてお手軽!
- リンクアドレスを貼ればTwitter等のSNSにも設置が可能
- 匿名のやりとりが発生するため、メッセージを送りやすい利点もあれば意にそぐわないメッセージが届く場合も
PaintBBS NEO
![](https://kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4371ae30e5e8de8b72852bae23a1685d.png)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4371ae30e5e8de8b72852bae23a1685d.png?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/4371ae30e5e8de8b72852bae23a1685d.png?resize=160%2C90&ssl=1)
ブラウザがjavaのサポートを終了してしまったため、絶滅したかと思われていたお絵描きBBSですが、有志の方がブラウザだけで動作するお絵かき掲示板を開発されて令和の時代にも現存します。
DLしたファイルをFTPでサーバにアップロードするため、レンタルブログを使用している方は使えないですが、php対応のサーバを借りてHTMLベタうちサイトやWordPressサイトを使用している方は設置可能です。
- 現代に蘇ったお絵かき掲示板
- php対応サーバをレンタルしていないと使用できない
formrun
![](https://kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3aa7423c195f6e71a97aa0cd16a0d436.jpeg)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3aa7423c195f6e71a97aa0cd16a0d436.jpeg?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3aa7423c195f6e71a97aa0cd16a0d436.jpeg?resize=160%2C90&ssl=1)
問い合わせなどに使用できるメールフォームの作成ができます。
項目をドラック&ドロップで配置することができ、直感的に編集ができます。
HTML出力もできるので、メールフォームのページへのリンクを繋げるだけでなく、コードを貼り付けてサイトの任意の場所にフォームを設置することができます。
ここまでできて無料でも広告が入らないというのがすごい!
- ドラック&ドロップの直感操作で項目の配置が可能
- HTMLに出力してサイトの任意の場所に設置ができ、サイトのデザインを損なわせない
- 無料でも広告が入らない
その他のツール
FC2カウンター
同人サイト時代に使用している人も多かったであろうFC2カウンター。
無料でも広告なしで使用でき、簡易的なアクセス解析もついているのが魅力です。
ちなみに、完全無料・会員登録不要・広告なしのタグを貼り付けるだけで動作する神のようなカウンターもありますが、
『二重カウント防止』と書かれているのにどうもリロードするたびにカウントされているようでした…
キリ番文化を復活させたい方には不向きかもしれませんが、会員登録が面倒臭いかたは以下もどうぞ。
- 無料でも広告なし
- 簡易的なアクセス解析もついてくる
- 会員登録が必要
なんかいい感じの漫画ビューア~slick-custom~
![](https://kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/709eaf991bb3983ca4f2e08d7212d036.jpg)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/709eaf991bb3983ca4f2e08d7212d036.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/kumakobo.info/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/709eaf991bb3983ca4f2e08d7212d036.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
一つのHTMLファイルで複数枚の漫画を連続で表示してくれます。電子書籍のように、めくりたい方のページの端をクリックするとめくることのできるツールです。
こちらもお絵描きBBS同様、FTPで任意の場所にファイルをアップロードして設置をするため、phpが使えるサーバをレンタルする事が使用条件です。
WordPressを使用していても設置する事ができます。
- 電子書籍の感覚で読める漫画がつくれる
- ページ枚数のページを用意する必要がなく、一つの話に一つのファイルで作れる
- php対応のサーバをレンタルする必要がある
まとめ
同人サイトでよく使われていたツールを中心に紹介してみましたが、いかがでしょうか。
当時に思いを馳せながら設置してみるのもいいかもしれませんね。
コメント